スマートフォンのセキュリティ対策は大丈夫?中国大手モバイルセキュリティ会社「NetQin」が警告。
- 2010 12/20 (Mon)

中国のモバイルセキュリティ会社大手「NetQin」は、中国市場における携帯電話のセキュリティ警告を発表した。調査データによると、中国市場における携帯電話向けウイルスは2357種類に登り被害台数はおよそ800万台であるを明らかにした。
NetQinのデータを元に筆者が作成
ウイスルにかかる経路は一番多いのはWAP(携帯電話向けネットサービス)からのアプリケーションダウンロードによってウイルスにかかることが多い。次に、身元不明なSMSやMMSによりリンクを踏んでウイスルにかかるなどネットワーク経由での被害が多いのが特徴だ。
ウイルスにかかった携帯電話での被害内容は上記のグラフで一番多いのは金銭被害、2番目はシステム破壊、3番目は個人情報の取得になっている。
OS別に見ると、SymbianOSが一番多く、次にJAVAベースのOSが多くウイスルにかかっている。Symbian OSはNokiaの携帯電話に代表され中国でもシェアが一番高い。(参照)また、Symbian OSの特徴として自由にソフトウェアのインストールやカスタマイズが容易なことから狙われる確率が高いのは明確であろう。
日本では携帯電話へのウイスル被害はほぼ皆無に等しく、携帯電話へのウイスル被害自体についての理解が無いのが現状である。日本は携帯電話事業者により携帯電話端末の開発やオペレーティングシステムの開発を独自に行うガラパゴス仕様の恩恵を受けているといえよう。日本の携帯電話はスマートフォンのようにカスタマイズ性に優れておらず、キャリア公式コンテンツを通してのみアプリのダウンロードなどが出来ない点がセキュリティを高く保っていた理由であろう。
しかし、現在各キャリアからスマートフォンがリリースされ、スマートフォンに乗り換える人も多くなっているだけに、今後携帯電話向けのセキュリティ対策が課題になっていくのではないかと思われる。日本市場においてもAndroidスマートフォンが多く出荷されているが、AndroidはiPhoneとは異なり自由にアプリケーションの追加ができる点、セキュリティ的にリスクがある。
例えば、Androidマーケットを見てこれは面白そうと思いダウンロードしてみたが、悪意のある携帯電話端末内の個人情報を取得するアプリであったということも大いに考えられる。また、AndroidはWEBブラウザなどマーケット以外でのアプリインストールも可能なため、今後Androidを狙ったウイルスも多く出現するであろう。
この様なウイスル被害を最小限にするためにも、Andoridマーケットでアプリを入手する際、必ずレビューを参照する、Google等でそのアプリに付いて調べることは重要である。日本向けのモバイルウイルス対策ソフトは現在数が少ないが、ウイルスソフトの導入も必須であろう。また、マーケット以外からのアプリの入手はなるべく避けるなど、今後自身で対策を行っていく必要がありそうだ。
従来の携帯電話からスマートフォンに乗り換えた方、または乗り換えを予定されている方は、スマートフォンのセキュリティリスクについて十分に頭に入れておきたい。








